聖書 イザヤ書14章12~15節
ルカによる福音書10章17~20節
説教題 「天に記名された喜び」
「しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」(20)
主イエスから宣教に遣わされた七十二人は「喜んで帰って来た」(17)とあります。喜んだわけは、主イエスの名前を使うと悪霊さえも屈服したからでした。こうして神のご支配は地上で着々と進んでいきます。
「しかし」、主イエスは彼らに「悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない」と言われました。有頂天になることを戒められただけではなくて、「名が天に書き記されていることを喜べ」とお伝えになりたかったのです。「名が天に書き記され」ていますので、神の国の国籍がすでにあります。私たちが自分で書き記したのではなくて、主イエスによって書き記されました。主イエスが血を流されたので、神の国に迎えていただけました。今はまだ、私たちは地上の世界にいますけれども、いずれ神のもとにいることになります。
悪霊に勝った喜びは今だけのものですが、私たちの喜びは今から将来にわたって、終わることなく続いていくものです。私たちは天に名が書き記されていますので、揺るぎない神のご支配のもとにあるのです。