聖書 詩編104編27~30節
    使徒言行録10章34~43節
説教題 「分け隔てなき主」
「そこで、ペトロは口を開きこう言った。『神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられるのです。』」(34~35)
  「分け隔てない」というのは、聖書では偏らないということが強調されます。ペトロが申しますのは、神は一方の人間を偏って見ることはなさらない、ということです。ある人には厳しく、ある人には甘くなさいません。ですから異邦人であるコルネリウスにも、神は福音を聞く機会を備えてくださいました。コルネリウスは「神を畏れて正しいことを行う人」、つまり信仰深い人でしたので、「神に受け入れられ」たのです。神は「分け隔てなさらず」に、信仰深い人に目を留めておられます。
  それからペトロは、イエス・キリストによって神との和解がなされたこと(36)、この方を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しが受けられる(43)、と伝えました。信仰深いコルネリウスに必要なのは、主イエスを信じて自分の罪を赦していただくことでした。主イエスを信じる者は誰でも、罪の赦しが受けられます。主は分け隔てなさらずに罪を赦してくださいます。主イエスを信じるかどうかにかかっています。
週報9月15日