聖書 イザヤ書5章1~6節
    ヨハネによる福音書15章1~8節
説教題 「まことのぶどうの木」
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(5)
  主イエスが「私はまことのぶどうの木」(1)と言われたのは、父に遣わされた私だけが本当のぶどうの木だ、とお伝えになるためです。私たちに実を結ばせるために「私に繋がっていなさい」(4)とお命じになります。主イエスに繋がることを信仰と言いますが、信仰によって主イエスの持っておられるものが与えられます。
  主イエスと繋がることで、私たちは「豊かに実を結ぶ」ようになります。「実」は永遠の命のことではないでしょうか。私たちに永遠の命を得させるために「私に繋がっていなさい」と主は告げておられます。また「実」というのは聖霊がもたらす賜物かもしれません。私たちが互いに繋がり合うためです。一人一人が主イエスと繋がり合って教会になります。教会の真ん中には、まことのぶどうの木がどっしりと生えています。
  ただの枝にすぎない私たちですけれども、主イエスを信じることで「豊かに実を結ぶ」のです。永遠の命も、私たちが生きる場となる教会も、豊かな実として私たちに与えられます。ただの枝には大きな恵みです。