聖書　エゼキエル書2章6～8節
 　　　使徒言行録4章1～22節
説教題　「復活の証人」
「わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。」（20）
  かつてキリストを捨てたペトロにも、復活なさったキリストは会いに来てくださいました。ペトロは罪を赦され、救われました。だから彼は最高法院の議員たちに、「ほかのだれによっても、救いは得られません」（12）と申しました。これは自分自身のことなのです。救われるのに必要なのは、キリストの名を信じ、頼りにすることでした。
  しかし最高法院の議員たちは、キリストの名が広まるのを防ぎたい、と考えていましたので、キリストの名によって話したり、教えたりしないようにと命じました。するとペトロとヨハネは、「わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです」と答えました。
  二人はキリストから、「地の果てに至るまで、私の証人となる」（1:8）と言われていたのです。ですから約束されたとおり聖霊が降った後、証人となってキリストが復活させられたことを語り始めました。また、キリストの名による救いが現実に起きたことを証ししました。キリストに送り出されて黙っていられません。「見たことや聞いたことを話さないではいられないのです」。