聖書 イザヤ書32章15~18節
使徒言行録2章1~13節
説教題 「キリストに結ぶ神」
「炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」(3~4)
聖霊は神であられますから唯一です。父、キリスト、聖霊はひとりの神です。その聖霊が「一人一人」に分け与えられるために、聖霊は「分かれ分かれ」になります。分かれ分かれになって、「一人一人の上にとどまり」ます。聖霊を分け与えられた使徒たちは、聖霊によって結ばれて一つになりました。彼らは聖霊において一致した教会を表しています。
私たちが聖霊を与えられるときにも一人一人に分け与えられました。もともとは考えも性格もバラバラな私たちです。祈るために集まってきたという共通点はありますが、多様な人間の集まりです。ただしそこに聖霊が降って来られると、聖霊の働きでキリストとの結びつきが生まれて、その結びつきによって私たちは一つにされます。神の前で祈りを合わせ、賛美を捧げる私たちが教会になります。たとえ一つの場所に集まるのが難しくても、聖霊が「一人一人の上にとどまる」ときに、私たちはキリストに結ばれて一つとされているのです。