聖書 エゼキエル書34章11~16節
    ヨハネによる福音書10章1~6節
説教題 「羊飼いについて行く」
「羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。自分の羊をすべて連れ出すと、先頭に立って行く。羊はその声を知っているので、ついて行く。」(3~4)
  羊飼いは行き先も行く道も分かっているので、「先頭に立って」羊の群れ全体を導きます。群れ全体に気を配りながら、羊が迷わないよう導いて、良い牧草地に連れて行って、美味しい草を食べさせます。羊を養って命を得させ、憩わせます。
  主イエスは羊飼いとして、私たちに永遠の命をお与えになるために、私たちを連れ出して、先頭に立って進んで行かれます。私たちを良い牧草地である天に進ませます。主イエスは私たちに命を得させて、永遠の憩いに与らせてくださいます。
  羊である私たちは、主イエスから名前を呼ばれました(3)。主イエスから親しく語りかけられた。自分のことを認めて理解してくださった。自分というものが丸ごと主イエスに受け入れられたことが、名前を呼ばれる、ということだと思います。つまり、名前を呼ばれるのは、自分が主イエスの羊として愛されている、ということです。だから、私たちは「ついて行く」(4)わけです。主イエスのあとを従って行こう、と決心するのです。この決心を「信仰」と呼んでいいと思います。