聖書 詩編24編1~10節
テモテへの手紙二4章6~8節
説教題 「栄光の王が来られる」
「城門よ、頭を上げよ とこしえの門よ、身を起こせ。栄光に輝く王が来られる。」(7)
聖所に立つ人は「祝福」と「恵み」(5)を約束されていました。神の賜物としての祝福を与えられます。「恵み」は「義」と訳される言葉でありまして、主との関係を結ばされることを指しますので、たしかに主のものであると宣言され、主に受け入れていただけたわけです。主が共にいまして、主から祝福と義をいただくのでなければ、すべては虚しいのです。
ですから詩人は七節以下で、主が共におられることを、神の箱を聖所に運び入れる儀式になぞらえて伝えようとしています。神の箱と共に栄光に輝く王、主が入られるから城門を開け、と叫びます。聖所にお入りになるお方は「万軍の主」(10)だと言うのです。万物を支配なさる主という意味です。主が来られたとき、そこは万物を支配なさる主がおられる場になり、このお方から祝福と義をいただきます。
詩人は祝福と義を求めて聖所に立ちましたが、完全に義とされるのは終わりの日を待たなければなりません。終わりの日には天と地を隔てていた城門が開かれ、私たちの主、イエス・キリストが来られます。義を完成させ、天における祝福に与れるようになさるのです。