聖書 エレミヤ書25章1~7節
    使徒言行録26章19~23節
説教題 「うまず、たゆまず」
「ユダの王、アモンの子ヨシヤの第十三年から今日に至るまで二十三年の間、主の言葉はわたしに臨み、わたしは倦むことなく語り聞かせたのに、お前たちは従わなかった。」(3)
 エレミヤは二三年間、倦むことなく来る日も来る日も神の言葉を語り聞かせてきました。神の言葉は聞き流されてきましたが、「二三年間、主の言葉は私に臨んだ」とエレミヤは語っております。エレミヤが語ることができたのは、神が二三年間にわたってエレミヤに語ってこられたからです。しかも神はエレミヤだけでなく、ほかの預言者たちも遣わしてこられました。倦むことなくお語りになる神であります。
 この御言葉は、神が人よりも熱心に働いておられる、と伝えているのです。神は預言者たちをお遣わしになり、ご自分の言葉を語り聞かせておられます。神はのんびり構えておられるのではありません。神は繰り返し繰り返し、ご自分の言葉を語り聞かせられます。ここには人間に対する神の情熱が見出せます。だから、私たちに対して愛する御子をもお与えくださいました。十字架につけるためにキリストをお遣わしになりました。激しい愛であります。私たちはこの激しくも、熱烈に愛するお方によって愛されております。