聖書 エゼキエル書3章1~3節
    テモテへの手紙二 3章10~17節
説教題 「聖書と共に」
「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。」(16)
  この手紙でパウロは、聖書が「キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができます」(15)と言います。人を救いに導くために聖書が判断させます。救いを分からせる。そういう力を聖書が持っています。聖書の言葉が私たちを動かし、キリストを信じさせ救いを受け入れさせます。
  どうして聖書には力があるのと言いますと、「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれた」ものだからです。聖書は聖霊の導きを受けた人間によって書かれた書物ですから神の言葉です。神の言葉ですので「人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益」です。つまり聖書は信仰生活をする上で私たちにとって有益な働きをするものです。
  私たちがキリストの福音の光のもとで聖書の言葉に聞くとき、神の恵みの深みに達することができます。信仰による救いへの信頼をより固いものにさせられます。こうして私たちは「十分に整えられて」(17)いきます。「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」(マタ4:4)のです。