聖書 詩編89編34~38節
マルコによる福音書10章17~31節
説教題 「主イエスを頼りに」
「弟子たちはますます驚いて、『それでは、だれが救われるのだろうか』と互いに言った。イエスは彼らを見つめて言われた。『人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。』」(26~27)
ある人が主イエスに、永遠の命のために何をすれば良いかと尋ねました(17)。自分のすべきことがあればと思ったのです。主イエスを頼りにしないで、自分を頼りにしたわけです。しかし主イエスから、自分が頼りにしているものを捨てなさいと言われて、自分を変えることができずに主イエスのもとを去って行きました。
そのため弟子は「それでは、だれが救われるのだろうか」と申しました。つまり誰が自分を神の国に入れてくれるのだろうか、ということです。主イエスは「人間にできることではない」と言われました。神の国に入るのは人間の力では無理です。人間の力ではなくて、主イエスに従っていけば、神が私たちを神の国に入れることがおできになります。
主イエスが私たちに求めておられるのは、私たちが何かをすることではありません。神がなさいます。私たちは何もしなくて構わない。私たちはただ、何でもおできになる神にお任せするしかありません。私たちにできるのはそれだけです。