聖書 ゼカリヤ書8章6~8節
    ルカによる福音書9章37~45節
説教題 「イエスの力」
「その子が来る途中でも、悪霊は投げ倒し、引きつけさせた。イエスは汚れた霊を叱り、子供をいやして父親にお返しになった。」(42)
  弟子たちは子供から悪霊を追い出すことができませんでした。主イエスの力によらなければ何もできないことを、主イエスは教えようとなさったのだと思います。私たちには主イエスの力が必要です。主イエスが悪霊をお叱りになると、悪霊はすぐに出て行ってしまいます。主イエスの力で子供の病気は癒されました。
  ここで伝えているのは、弟子たちに悪霊を追い出す力があるかどうかではありません。主イエスの力が発揮されるときに、悪霊は打ち負かされることです。主イエスの勝利で終わります。いつでもそうなんです。主イエスの力でなければならない。だから、私たちは主イエスを頼りにするわけです。
  この直後に主イエスは「人々の手に引き渡されようとしている」(44)と、弟子たちにご自分の死を予告されました。ご自分の意思とは関係なく、また悪霊をも追い出す力をお持ちの方なのに、死に引き渡されてしまうわけです。主イエスを死に引き渡すのは神だからです。主イエスは力をご自分のためではなく、神と私たちのためにお使いになります。
週報8月4日