聖書 イザヤ書61章7~9節
    コリントの信徒への手紙二6章1~10節
説教題 「神に仕える者の幸い」
「わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。」(1)
  神と和解させられた(5:18)ので、パウロは自分たちを「神の協力者」と申します。神と共に働く者という意味ですが、神は「協力」してほしいと人に言っておられるのではなくて、働きなさい、と命じておられます。私たちには大した働きができないのに、神は私たちをお召しになりました。ですから「協力者」の意味は、神が一緒に働いてくださる、ということだと思います。「協力者」になることで神が働かれるところを見聞きできます。神をもっと知ることができます。福音を伝える働きに参加することで恵みを増し加えられます。
  そこでパウロは教会に「神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません」と言います。教会は神と共に働く務めに召されたのですから、務めをないがしろにして恵みの機会を逸してはなりません。パウロは教会員に彼ら自身の歩みを見つめ直させます。「今や、恵みの時」(2)です。恵みに与るに相応しい機会が巡ってきたわけですが、それは延々と続いていくわけではありません。今しかないのです。神と共に働く機会を逃さないように、と聖書は私たちに働きかけてきます。
週報7月14日