聖書 詩編147編15~18節
    ペトロの手紙二1章16~21節
説教題 「示された言葉」
「こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。夜が明け、明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。」(19)
  ペトロが手紙を送った教会には、聖書に書かれていることを「巧みな作り話」(16)と言う人たちがいました。しかしペトロが伝えていたのは、神によって示された出来事でしたので真実です。使徒たちの言葉を書き留めた福音書や手紙など新約聖書全体がそうです。使徒たちの言葉は神から来ており、信頼に足るものです。「預言の言葉」としての聖書全体は「確かなもの」です。
  だからペトロは「夜が明け」るまで、「暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください」と、再臨の時までの私たちのあり方に注意を促しています。私たちは今、「暗い所」を歩んでいますので、足元を照らす「ともし火」として「預言の言葉」、すなわち聖書が与えられています。聖書の言葉に留意するには、よく耳を傾け、自分に与えられたものとして蓄えます。聖書の言葉に聞き従い、身を委ねるのです。主が再び来られるまで、「暗い所」にいても躓かないよう、聖書の言葉を「ともし火」として持たされています。