聖書 詩編65編1~14節
エフェソの信徒への手紙1章3~6節
説教題 「恵みの神への賛美」
「いかに幸いなことでしょう あなたに選ばれ、近づけられ あなたの庭に宿る人は。恵みの溢れるあなたの家、聖なる神殿によって わたしたちが満ち足りますように。」(5)
詩人は神のもとに行って祈るとき罪を赦されますので、「いかに幸いなことでしょう」と申します。祝福されていると言います。この祝福は後ろの言葉にもかかります。つまり「あなたに選ばれ、近づけられ、あなたの庭に宿る人」は祝福されています。
神に選ばれた人が神のもとに行きます。神の一存で決まりますから、選ばれた人にとっては神の恵みです。また、選ばれて近づけられます。神のもとに来るようにとお声がかかるわけです。これも神の恵みです。こうして選ばれ、近づけられた人は「神の庭」にやって来ます。神殿に来て礼拝を捧げます。礼拝できるのも神の恵みです。幾重にも重なる神の恵みによって、神のもとに行くことができますので、喜んで神を賛美するのです。
私たちは神の恵みをキリストにおいて与えられます。と言いますのも、「御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるため」(エフェ1:6)です。私たちが神に選ばれ、教会に導かれたのは、キリストを通して与えられた神の恵みを賛美するためです。