聖書 詩編37編23~40節
マタイによる福音書5章1~5節
説教題 「主に約束された地」
「主に従う人は地を継ぎ いつまでも、そこに住み続ける。」(29)
「主に従う人」は義なる人です。つまり神との正しい関係に生きる人、信仰者です。信仰者は「地を継ぎ、いつまでも、そこに住み続ける」と約束されました。地を継ぐと言われましたので、土地に住むことを許されたわけです。神の賜物としてです。その地は神によって支配されていますので、主権は神にあります。そこに生きる人たちは神によって守られます。
神の領分は人によって侵されることがあってはなりません。どんな小さなことでも、神のお許しなしには私たちの身に何かが起きることはありません。反対に神がお決めになったことは、そのとおりになされます。神に従う人たちは神のご支配のもとにあって、今だけではなく終末まで保たれます。この約束は変わりませんので、神を固く信頼しなさい、と言うのです。
主イエスの弟子たちは「柔和な人々は幸いである、その人たちは地を受け継ぐ」(マタ5:5)と告げられました。主イエスの弟子たちは約束された地、すなわち天の国を受け継ぎました。信仰者は地を継ぐ、と詩編において約束された天の国は、主イエスを信じる人たちに与えられたのです。