聖書 詩編36編6~10節
ヨハネの黙示録7章9~17節
説教題 「白い衣を着せられ」
「長老はまた、わたしに言った。『彼らは大きな苦難を通って来た者で、その衣を小羊の血で洗って白くしたのである。』」(14)
白い衣を着た人たちは勝利者として天に凱旋してきましたが、彼らは「苦難を通って来た」人たちでした。信仰を守り通すために苦労をしてきた人たちで、自分の命よりも信仰を、キリストを選んだのでした。そうしたのは「小羊の血」で自分の衣を洗ったからです。「小羊の血」、すなわちキリストの血によって罪を清められ白くされたのです。
キリストが血を流されたことによって、私たちは自分の罪が清められたと信じています。罪がないと見なされますから、白い衣を着せられて天の玉座の前に進み出ることができます。白い衣を着せられるのを待ち望んでいますから信仰を捨てたくないのです。キリストの恵みを無にすることに耐えられないのです。言い換えますと、天を待ち望んでいるわけです。キリストが貴い血を流して私たちに与えてくださったものですので、私たちはいつしか天を慕うようになりました。自分も天に迎えられるのが待ち遠しくなりました。心は天を見上げているのです。キリストは私たちに天を見上げさせ苦難に打ち勝てるようになさいます。