聖書 イザヤ書33章20~22節
マタイによる福音書2章1~12節
説教題 「キリストに献げる」
「家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」(11)
主イエスはヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになりました(1)。ほどなくして、よその国の占星術の学者たちがヘロデのいたエルサレムにやって来ました。王となるべくしてお生まれになったお方にお会いして拝み、新しい王への信頼と尊敬を表し、従う者となるためです。
学者たちはヘロデから主イエスがベツレヘムでお生まれになったことを教えてもらいました。学者たちがベツレヘムに出かけようとしたとき、彼らが国を出る前に見つけた星が現れて彼らに先立って進みました(9)。これは神の導きでした。主イエスにお会いできるのは神の恵みによるのです。神の恵みによって主イエスにお会いするとき、大きな喜びで満たされます。
彼らは家に入って、「ひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げました」。喜びがあるから最高のものを献げられます。自分を献げ、主イエスに従い始めたと言っても良いかもしれません。主イエスを王として迎えた私たちは、自分を献げて王に従う者として生きてゆきます。