聖書 詩編50編4~6節
テサロニケの信徒への手紙二 1章3~10節
説教題 「主が来られるとき」
「苦しみを受けているあなたがたには、わたしたちと共に休息をもって報いてくださるのです。主イエスが力強い天使たちを率いて天から来られるとき、神はこの報いを実現なさいます。」(7)
パウロは教会が苦難においても、信仰によって忍耐を示してきた(4)と申します。教会が忍耐しているのは、神の国にふさわしい者とする、神の判定が正しいという証拠(5)とも申します。つまり信仰によって忍耐を示せるのは、神の国をすでに約束された民であることの証拠です。忍耐は神の国の民のしるしです。苦しみに耐えてきた私たちは、やがて神の国で「休息」に与ります。私たちの苦しみは永遠の「休息をもって報い」られます。
私たちはいつになったら「休息」できるのでしょうか。「主イエスが力強い天使たちを率いて天から来られるとき」です。かの日(10)に主イエスが天からお姿を現され、この世に来られます。それは将来のことですけれども、私たちはすでに主イエスがお姿を現されたのを知っています。クリスマスの出来事は主イエスのお姿の現れでした。このクリスマスの出来事と同じように将来、再び主イエスはお姿を現されます。永遠の休息を私たちに与えるために、主イエスは再び来られます。