聖書 箴言15章23~24節
    ルカによる福音書12章41~48節
説教題 「忠実な管理人」
「主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。」(43)
  主イエスは弟子たちに、主人が召し使いの上に立てた、忠実で賢い管理人とは誰のことかと問われました(42)。「管理人」というのは、主人の奴隷の中から選ばれて、主人の家全体を管理する務めを与えられた特別な僕です。広い意味ではすべてのキリスト者です。
  賜物があるので自分の主人から信頼されます。信頼されると嬉しいものですから、任せてくださった主人のために忠実に働いて、信頼に応えようとします。務めに励んでいると、「主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているところを見られます」。そのような「僕は幸いである」と主イエスは言われました。しかも「主人は彼に全財産を管理させるにちがいない」(44)とまで言われました。帰って来た主人はおそらく喜んだでありましょう。だから管理人を祝福なさって、大きな報いを約束します。
  私たちの主人の喜びようを、私たちは過小評価してはなりません。任されたことをするだけで、私たちは主イエスが戻って来られたときに、忠実な管理人だ、と言われます。主イエスを喜ばせると、主イエスの喜びが私たちにも返ってきます。