聖書 詩編86編1~4節
    ローマの信徒への手紙6章15~23節
説教題 「神の奴隷」
「あなたがたは、今は罪から解放されて神の奴隷となり、聖なる生活の実を結んでいます。行き着くところは、永遠の命です。」(22)
  「神に従順に仕える奴隷」(16)は神の下にあります。「義に至る」と言われています。私たちにとっては救いと同じことです。罪と神のどちらを主人として選ぶかによって将来も決まります。パウロは私たちが「義に仕えるようになりました」(18)と書いていますが、私たちは自分の意思と関係なく、半ば強制的に仕えさせられました。つまりキリストの死があり、この恵みを得させようと神が働いておられるので、私たちは「罪から解放されて神の奴隷に」させられました。
  私たちは奴隷ですけれども、これは喜ぶべきことです。キリストに従うことで「聖なる生活の実を結んでいます」。聖化されることが実りです。この聖化の「行き着くところは永遠の命」と聖書は告げています。私たちは神によってキリストに結ばされて義とされ、罪による滅びから救い出されました。私たちはキリストに結ばれて神の奴隷としての歩みが始まっています。聖霊の賜物をいただきながら聖化されていきます。すべての人が終わりの時に向かっている中で、私たちには永遠の命が約束されています。