聖書 詩編44編5~9節
ヨハネの黙示録2章8~11節
説教題 「命の冠を授かる」
「あなたは、受けようとしている苦難を決して恐れてはいけない。見よ、悪魔が試みるために、あなたがたの何人かを牢に投げ込もうとしている。あなたがたは、十日の間苦しめられるであろう。死に至るまで忠実であれ。そうすれば、あなたに命の冠を授けよう。」(10)
キリストは教会が苦難に喘ぎ、貧しさで生活は良くなかったのをご存じですが、「本当はあなたは豊かなのだ」(9)と告げておられます。キリストはご自身を貧しくすることによって、私たちに天の富という本当の豊かさを与えてくださいました。
ですからキリストは、「受けようとしている苦難を決して恐れてはいけない」と命じます。何があっても恐れるな。神以外のものを恐れるな、とキリストは言われます。天の富を約束しておられるからです。そして「死に至るまで忠実であれ」とキリスト者を励まします。ご自分を信じて、従い続けよ、と命じておられるのです。
私たちはキリストの助けを頼りにしながら、死に至るまで忠実に信仰を守ろうとします。人によっては長い戦いが続きます。しかし、戦いはいつか終わります。そのときにはキリストによって備えられていた「命の冠」を授かります。キリストは私たちの期待を裏切らないお方です。