聖書 イザヤ書12章1~3節
ヨハネの黙示録1章9~20節
説教題 「主の御手にある教会」
「右の手に七つの星を持ち、口からは鋭い両刃の剣が出て、顔は強く照り輝く太陽のようであった。」(16)
ヨハネは教会に「苦難、支配、忍耐にあずかっている」(9)と語ります。ヨハネも教会も共に苦難を忍耐してきました。苦難と忍耐だけでなく「支配」、すなわち神のご支配にもあずかります。私たちは苦難の中にあっても天におられるキリストのご支配のもとにあります。
キリストは「右の手に七つの星を持っておられます」。「七つの星」は教会を表しています。つまり、キリストは神の力を意味するご自身の「右の手」で、教会を持っておられます。教会をお守りになる。教会にいるキリスト者をお支えになる。そういう意味が込められています。またキリストの「口からは鋭い両刃の剣が出て」います。敵を刺し貫く「剣」がいつでも使える状態にあって、敵を審く態勢が整っています。
ヨハネが幻で見たのは、教会がキリストの右の手でご支配のもとに置かれているところです。その一方で、敵がキリストによって審かれるのは時間の問題ということも示されています。私たちはキリストのご支配のもとにあります。キリストの右の御手で守られているのです。苦難の中にあっても天を仰いで、キリストはわが主なり、と告白できますように。