聖書 詩編34編5~8節
ヨハネの手紙一5章1~5節
説教題 「信仰と愛の教会」
「イエスがメシアであると信じる人は皆、神から生まれた者です。そして、生んでくださった方を愛する人は皆、その方から生まれた者をも愛します。」(1)
キリストを信じる人は神によって生み出されました。キリストを信じられるのは、神が愛してくださったからです。キリストはご自分の命をお献げになるほど、私たちを愛してくださいました。
私たちが「神から生まれた」のを知って、私たちも皆、キリストを愛するようになると申します。キリストに愛されたことに気づかされて、キリストを愛する人になります。そこからさらに、「神から生まれた者をも愛します」と続いていきます。神から生まれて、キリストを愛する人たちは皆、神から生まれた人たち-自分にとっては兄弟-をも愛します。
私たちはキリストの愛に、キリストへの愛をもって応えます。これは天のキリストと地上の私たちとのタテの関係です。タテの関係は、同じ神から生まれた人たちにも私たちの心を向けさせ、ヨコの関係である兄弟愛をもたらします。タテとヨコの関係が織りなされて一つの織物が出来上がります。その作品が教会です。キリストを信じる人たちの集まりである教会において、信仰と愛が一つに結ばれます。