聖書 イザヤ書38章4~6節
使徒言行録4章23~31節
説教題 「教会の祈り」
「そして、実現するようにと御手と御心によってあらかじめ定められていたことを、すべて行ったのです。」(28)
迫害された弟子が祈ったとおり、指導者も含めて、すべての人が一緒になって「神が油を注がれた聖なる僕イエスに逆らいました」(27)。人々は神が油を注がれた、すなわち、神がキリストとしてお立てになったイエス・キリストに逆らって十字架につけました。
ところが弟子はこの出来事について、「実現するようにと御手と御心によってあらかじめ定められていたことを、すべて行った」と申します。神は主キリストを十字架につけるよう定めておられ、「事実」(27)定めておられたとおりに行われました。弟子は、人々が主キリストに対して十字架につけるのを企て、偽の証人を立てたり、民衆を煽ったりすることによって、神のご計画が実現されていく様を見てきました。それで神が主キリストの出来事を計画なさって、そして実現された、と信じました。教会の苦難も神のご計画の中にあるものとして受け入れています。神のご計画として受け入れていますので、自分たちに対する謂れのない仕打ちに怒ったり、嘆いたりしていません。神のご支配に自分たちを委ねています。