聖書 箴言29章23~25節
    ヨハネによる福音書13章31~38節
説教題 「主に従う教会」
「シモン・ペトロがイエスに言った。『主よ、どこへ行かれるのですか。』イエスが答えられた。『わたしの行く所に、あなたは今ついて来ることはできないが、後でついて来ることになる。』」(36)
  主イエスは父のもとへ行かれることをお語りになりましたが、弟子たちは理解できません。そこで主イエスは、「わたしの行く所に、あなたは今ついて来ることはできないが、後でついて来ることになる」と言われました。父のもとへ行くのは「今」ではなく「後」です。
  ペトロは主イエスの言葉の意味がまだ分かりません。主イエスのために自分も命を捨てる(37)と申しますが、主イエスのために命を捨てるどころか自分の命を必死に守ろうとするのです。
  でも、主イエスはペトロに「後でついて来ることになる」と言われました。つまり、否むけれども、後でついて来る、と主イエスは言われるんです。失敗もするけれど、立ち直ってちゃんとついて来られる。だから何があってもついて来なさい、と言われるんです。主イエスが備えたもう道を、後からついて行けるわけです。十字架の主イエスが通られた「後」ですので、私たちも苦難に喘ぐかもしれませんが、主イエスの後をついて父のもとに行けます。