聖書 箴言28章14~16節
ペトロの手紙一 1章17~21節
説教題 「神を畏れて生きよ」
「あなたがたは、人それぞれの行いに応じて公平に裁かれる方を、『父』と呼びかけているのですから、この地上に仮住まいする間、その方を畏れて生活すべきです。」(17)
聖なる神を畏れて生きてゆきなさい、と伝えています。ここでは「恐れ」ではなく、畏敬の念を持つとか、畏れ敬うという意味での「畏れ」という字が使われています。神を困らせたり、怒らせたりしないで、自分の主人と思って従順に振る舞うのが「畏れ敬う」ことです。良い時も悪い時もです。どうしてこんな目に遭うのだ、と嘆いても構いません。厳しく叱られた、と愚痴をこぼしても良いのです。それでも従順であり続けます。旧約聖書に出てくるアブラハムなどの信仰者たちも皆、神の厳しさを感じていたはずですが、神を畏れながら生きました。神は恵みをお与えになるお方だと分かっていたからです。つまり、神を畏れて生きていけるのは、神がどういうお方かを知っているからです。
神は私たちに目を留めてくださって、天の財産を与えてくださると約束なさいました(4)。どうして自分が神に召されたのか分かりません。でも、神は私たちを教会に集めて、神ご自身を知る機会を備えてくださいました。私たちが神を畏れて生きるためなのです。