聖書 イザヤ書9章5~6節
    ルカによる福音書2章8~20
説教題 「地上に平和を」
「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」(14)
  主イエスがお生まれになった夜、天使は羊飼いたちに救い主の誕生を知らせに来ました(11)。そのあとで天使の軍勢が加わって神を賛美いたしました。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」。
  聖書が語る「平和」は、神と人との間の平和です。神と人との関係がうまくいくことです。それは神の守りのうちに置かれているということです。もう何が起きても大丈夫です。将来に対しても希望が持てます。そういう「平和」が地上に与えられた。「地上に平和がある」と神が天使たちを通して告げておられます。
  パウロという人は「私たちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ている」(ロマ5:1)と申します。神と私たちとの平和は主イエス・キリストによるものだということです。「地上に平和がある」と天使たちが告げたのは、主イエスがお生まれになって神との平和が地上にもたらされたからです。この知らせを聞かされた人たちこそ、「神の御心に適った人たち」です。主イエスによる神との平和に与ることができるように、と神によって選ばれた人たち、それが私たちです。