聖書 エレミヤ書14章7~14節
    ヘブライ人への手紙7章23~25節
説教題 「真のとりなし」
「なぜあなたは、とまどい、人を救いえない勇士のようになっておられるのか。主よ、あなたは我々の中におられます。我々は御名によって呼ばれています。我々を見捨てないでください。」(9)
 イスラエルの人たちの目には、神が災いを収めることができずに、戸惑っておられるように映っています。恰好だけは勇士のように見えるが、神が災いを前にして佇んでおられるように思えました。何もなさらないことに不信の目を向けています。救おうとなさらない神を責めます。
 イスラエルの人たちを見ていますと、キリストが十字架に付けられたときを思い出します。十字架に付けられた強盗の一人は、キリストに向かって「お前が救い主なら、自分自身と我々を救ってみろ」とののしりました(ルカ23:39)。聖書はこのキリストについて告げています。「この方は人々のために執りなしておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります」(ヘブライ7:25)。キリストを通して神に近づくときに、キリストによって救っていただけます。キリストが神と私たちとの間に立って執りなしておられますので、願いであれ何であれ神に直接届きます。