聖書 詩編85編1~14節
ルカによる福音書2章8~14節
説教題 「救いは近い」
「主を畏れる人に救いは近く 栄光はわたしたちの地にとどまるでしょう。」(10)
詩人は神にさらなる救いを求めて祈りました。このとき神から「主を畏れる人に救いは近く、栄光はわたしたちの地にとどまる」と告げられました。ここでの「近さ」は時間的なものがまず考えられます。救いが与えられるまで、それほど時間がかからない、という意味です。一刻も早くという彼らの願いに答えるような形で、救いは近いぞ、と神は語っておられます。また「近さ」は関係性も考えられます。神と彼らとの関係が近い、という意味です。罪の中にいたことに目覚め、神のもとに戻ってきました。神との関係が近くなったわけです。
聖書の中では、近くにいます神というのは、味方としておられる、という意味で使われるときがあります。敵ではありませんので、助ける用意はすでにできているわけです。時が来れば、神は助けてくださいます。救いは近いので確かです。
それから数百年経ち、「あなたがたのために救い主がお生まれになった」(ルカ2:11)のです。救いの神、イエス・キリストが来られました。主イエスは近くにいます神です。さらなる救いを待ち望む私たちに、救いは近い、と告げておられます。私たちの救いは確かです。