聖書 詩編32編3~5節
    ルカによる福音書7章36~50節
説教題 「罪をゆるされた人」
「だから、言っておく。この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」(47)
  罪深い女は自分の涙で主イエスの足を洗い、自分の髪の毛で足を拭き、足に口づけして足に香油を塗りました。彼女のやり方で主イエスに尽くしました。彼女は主イエスに献身的に仕えたわけです。ところが家の主人シモンは主イエスに何もしませんでした。
  そこで主イエスはシモンに「この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない」と言われました。彼女は「多くの罪を赦された」ことを知っていました。多くのどんな罪も主イエスによって赦された。だから主イエスに示した愛も大きかったのでした。主イエスへの大きな愛を自らの振る舞いで示したわけです。
  主イエスの死によって罪が赦されたことを知って、主イエスに尽くすとき、主イエスからあらためて「あなたの罪は赦された」(48)と告げられます。この言葉が聞きたかった。そして「安心して行きなさい」(50)と送り出されます。私たちは罪を赦された人として主イエスを愛し、主イエスに仕えます。