聖書 詩編24編3~6節
    ヨハネの手紙一2章28節~3章3節
説教題 「御子に似た者」
「愛する者たち、わたしたちは、今既に神の子ですが、自分がどのようになるかは、まだ示されていません。しかし、御子が現れるとき、御子に似た者となるということを知っています。なぜなら、そのとき御子をありのままに見るからです。」(2)
  御父は私たちに永遠の命を得させるため、御子の命を私たちに与えてくださいました(ヨハネ3:16)。御子の命と引き換えに、私たちは神の子の身分を与えられました。それだけではなくて「御子が現れるとき、御子に似た者となる」(二)と言われています。キリストが再臨されるときに、御子に似た者に変えられます。そのときに私たちの救いは完成されます。
  私たちは永遠の命を与えられたとはいえ、体を持つ以上、死は避けられません。そのような私たちですけれども、キリストが再び来られたときには、キリストに似た者とされます。復活なさったキリストと同じようになるわけです。私たちも復活の体を与えられます。キリストが天において栄光をお受けになられたのと同じように、私たちも栄光を与えられます。ですからキリストが再び来られるのは、私たちにとっては望みです。また再臨までの間、与えられた神の恵みに応えて、人としての正しいあり方を求めていくのです。